市村アイデア賞

市村アイデア記念賞3

手のピンチ回避ピンチ

受賞者 竹原 壮志朗
学校・クラブ 愛知県 豊田少年少女発明クラブ 中学1年

図

【このアイデアを思いついたヒント】

僕の祖母は手の病気です。そのせいで、洗濯物を洗濯ばさみで干すときに手がいたくなり、うまく干すことができないと言っていました。そこで、手が痛くてもかんたんに干せるようにとこの作品を作りました。

【上の図の説明】

クッション性のあるパイプを針金でとめることによって、左右どちらからでも使用できる形状にした。
洗濯ばさみとは違って、手で押し込むことのできる面積が広いため、手の力をしっかりと使うことができる。
また取り込むときも、洗濯物を下に引っ張るだけで取ることができます。

【審査委員評】

おばあさまの困りごとに目を向け、お手伝いするのも一つの解決作ですが、おばあさまご自身が自立的に生活できる方法を考える姿勢がとても素晴らしいと感動しました。クッション性のパイプを用いることで、通常の洗濯ばさみとは異なり、広い面積に手で押し込むことのできるため、手の力を有効に活用できるとともに、手を傷つけない点が素晴らしいですね。さらに、取り込む際も洗濯物を下に引っ張るだけで取ることができる利便性は抜群です。このアイデアは、おばあさまだけでなく手の不自由な方々にとっても、大きな助けとなると思います。そして何よりも、このアイデアからはおばあさまの生活への深い思いやりが伝わってきます。引き続き、心を込めた物づくりに取り組んでください。