新技術開発助成

第93回新技術開発-03

見えないドットコードを読取り辞書を特定する音声認識ペンの開発

技 術 開 発
契 約 者
グリッドマーク株式会社
代表取締役 吉田 健治
所 在 地
東京都千代田区
技   術
所 有 者
上記技術開発契約者に同じ
技   術
開 発 者
上記技術開発契約者に同じ

技術開発内容

 最近の国際化指向の高まりと共に、語学教育のニーズも高まってきている。特に小学校で英語教育が必修化され、子どもたちが直感的に学ぶことが出来る、優れた学習用具の開発が急務となっている。
 英語学習の場合、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの主に4つの項目があるが、これまでのCDのような一方向的に聴く手法では、リスニングの学習効果が主であり、リーディングやライティング、スピーキングについてはその効果は低かった。そこで、見えないドットコードを用いた音声ペンの開発により(図1)、触った単語や場所の発音をインタラクティブに確認できるようになり、単語と発音そしてスペルが直感的に結びつく事により、リスニングに加えて、リーディングとライティングについても、顕著な学習効果を得ることに成功した。しかしながら、スピーキングについてはその効果が低く課題が残っていた。
 本技術は、この音声ペンに音声認識機能を付加し、その場で発音チェックを行い、スピーキングの学習効果を高めることが主な狙いである。小さなペン型装置に、音声認識機能を取り入れることは容易なことではなく、そのため、学習内容に合わせた小型の辞書を用意し、シーンに合わせて切り替えて使うなど、新たな技術と工夫を取り入れている(図2)。さらに、複雑な音声認識に対応できるように、WiFi内蔵型も開発し、特徴点データーをサーバーに転送し、サーバー側で音声認識を行い、答えを転送する仕組みも開発する。
 これらの装置の開発により、子供達が小さな頃より語学の効率の良い学習が進められる事はもとより、日本人が苦手とするスピーキングの改善に繋がるものと期待される。また、WiFi型は特に、様々な場面での翻訳や、博物館や観光ガイドなどの活用も検討されており、東京オリンピックでの多言語による案内装置の開発などを将来展開として目指している。

図

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