新技術開発助成

助成テーマ完了認定企業紹介 060

第108回 令和3年度 第2次

完了認定 令和5年12月
代表取締役社長 鶴井 昌徹
代表取締役社長
鶴井 昌徹
企業名 株式会社神戸工業試験場
会社概要 資本金 :50,000,000円
従業員 :420名
事業内容 各種試験片の加工・製作
特殊機器装置類の設計・製作
各種強度特性試験とその解析
研究及び開発支援技術者の派遣
各種化学分析と機器分析
環境測定
助成テーマ名 高圧水素環境用小型材料試験機の試作開発

開発技術の概要

来たる水素社会に向けて、一般的な試験機関・ラボでも、低歪み速度引張試験(SSRT)、破壊靭性試験、疲労き裂進展試験、高サイクル疲労試験などの様々な高圧水素環境試験を実施できるように、ラボスケールの小型試験機を開発することを目標に、本取組みは開始した。

本助成事業においては、高圧ガス保安法の「特定設備」に該当しない試験機として、高圧水素環境試験のチャンバーを0.004m3・MPaを下回るサイズに小型化し、その容積内で各種の材料試験を成立させる技術開発を実施すること目指した。

結果的に、高圧水素環境試験チャンバーの小型化に成功し、開発目標とする性能をクリアできた。100MPa超の高圧環境下でも高圧ガス保安法の「特定設備」に該当せず、たとえ水素ガスが漏洩したとしても微量であるため、安全に使用できる。また、1日当たりの水素使用量も少ないため、高圧ガス製造事業者として許認可のハードルが相対的に低くできる「第二種製造者(処理能力30m3/日未満)」の製造事業届出をすることで、高圧水素試験の実施が可能となった意義は大きい。

図
 
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これからの計画

現在、本試験機に興味や関心を持っていただける方々が非常に増えてきた。今回の試作開発機での経験を元に、顧客からの要望に対応できる本番機の製作を行い、具体的な実工事への対応を進めていく所存である。

企業からのお願い

当社は、試験技術・試験装置を通じて我が国の産業基盤を支えてきた企業です。民間の独立資本の第三者機関として、企業の系列に関係無く中立的な立場で試験技術・試験装置を社会に提供してきました。

本助成事業によって、来たる水素エネルギー社会に向けて、産業界ニーズが高まることが確実な高圧水素環境試験サービスおよび試験機の製造販売が可能となりました。水素関連設備・機器を開発する多くの民間企業・学術機関の水素実装に向けた研究開発の基盤である共通インフラを当社が提供することで、各企業等の水素利活用に向けた取組みを加速させ、グリーン化の実現と我が国経済の成長に貢献できると考えております。

本件に関する具体的なお問い合わせや引き合い等がありましたら、お気軽に以下問合せ先までご連絡ください。

問い合わせ先 E-Mail:n-tsurui@kmtl.co.jp
TEL:090-4031-3277
FAX:079-435-5335
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