【このアイデアを思いついたヒント】 |
夏は、部屋の温度が上がるので、日陰ができるヨシズを使います。
このヨシズが太陽からの熱で自動的に開閉できたら良いなと思って作りました。
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【上の図の説明】 |
直射日光が当たると、2/3くらいに空気を減らしたボールが熱で膨張し、レールを押し上げる。
するとローラー式の車が低い方(右)へ移動する。
ヨシズのヒモはレールの先端に固定してあるために車の力で下がる。さらに、滑車を2つ使っているので、移動の2倍の長さ分ヨシズを下げることができる。なお、日が当たらないとレールは水そうの方が低くなっているので車は低い方(左)に移動し、自動で巻き取りヨシズが上がる。 |
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【審査委員評】 |
ヨシズの自動開閉のために、太陽の熱でボールが膨張するという日常的な気づきを利用した点に感心しました。ボールの膨らみでレールを傾ける機構、そのレールの低い方へローラー式の車を滑らかに移動させる機構、さらに、2つの滑車を用いることで車の移動距離がヨシズを下げる長さの半分で済む機構など、多くの工夫で実現した作品になっています。とくに、オモリを変えることで張力の異なるヨシズにも対応できる点、車の移動距離を変えることによってヨシズの開閉位置を変えることができる点など、発展性の高いアイデアであると思います。
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