市村アイデア記念賞6
混色早見盤
受賞者 | 福田 華織 |
学校・クラブ | 佐賀県 佐賀大学文化教育学部附属中学校3年 |

【このアイデアを思いついたヒント】 |
部活動で絵を描くときに、混色で失敗することが多くあったので、違う色どうしを混ぜて(1:1)どのような色になるのかすばやく確認できる早見盤があれば便利だと思ったから。 星座早見盤を見て思いつきました。 |
【上の図の説明】 |
厚紙を丸く切って下の盤は12 色×12 色=144 色分に区切り、上の盤は1色につき列に1つずつ窓をつくる。 下の盤をそれぞれ絵の具を混色して塗り分け、上の盤と重ね合わせて真ん中を留めたら完成。 使い方は、混色したい色を1 列に並べると、その列の窓に混ぜた後の色が写る。また、72 色(同じ色が2 色)の中から使用したい色を探し、それが何色と何色を混ぜたものなのか調べることもできる。3原色以外の混色でもすぐに分かるのがメリット。 |
【審査委員評】 |
縦横の升目状に様々な色が配列された混色表は見たことがありますが、放射状に配色された混色盤は初めて見ました。星座早見盤をヒントに発想した、とのことですが、大変面白いアイデアだと思います。12色×12色の組み合わせなので、放射状に区分けされた升目の数は144個にもなります。その一つひとつに、正しい色を間違えずに配置していく作業は、細心の注意と根気が必要だったことでしょう。切り抜かれた窓から、果たして自分の予想通りの色が現れるのか、わくわくしながら使える素敵な混色早見盤ですね。絵を描くことがいっそう楽しくなりそうです。 |