市村アイデア賞

市村アイデア記念賞6

腰痛軽減 ほっこり元気ベルト

受賞者 大多 胡亜
学校・クラブ 愛知県 刈谷市立依佐美中学校 3年

図

【このアイデアを思いついたヒント】

父が腰痛持ちで、冬はカイロを毎日腰に貼っているのを見て、カイロは毎回使い捨てになるので、腰を温められ繰り返し使えるものを何か作ろうと思いました。
熱源については使用した後は冷えてしまうお風呂がもったいないと感じていたので、その熱を回収して活用することを意識しました。

【上の図の説明】

<構造>
ベルト本体はベルトとカイロ部で構成されます。カイロ部には、蓄熱ボールがあり、アルミ板と接触させることでお風呂のお湯の熱を伝えやすくし蓄熱します。同時に空気ボールも温められ、断熱の機能で冷めにくくします。アルミ板の逆側は発砲シートを取り付け、熱が逃げにくい構造としました。全体は透明粘土で固定し、壊れにくくしなりを持たせ、クッション性を確保しました。
<使い方>
このカイロ部のアルミ板側を体にあててベルトで挟さみ、腰に巻き付けて装着できます。アルミプレートは背骨固定の機能も持ちます。
<カイロ部の応用>
蓄熱ボックスを使用すると太陽熱を蓄熱できます。冬はこたつに入れて蓄熱してもよいです。カイロ部は枕や布団を温めることにも使えます。
夏はエアコンの吹き出し口で冷やし、冷却シートとしても使えます。

【審査委員評】

お父様が冬にカイロを毎日腰にはっているのをみて、このアイデアを考えたということで優しさを感じました。温度で色も変わり見た目で温度状況を判断しやすく考えてありベルト式で取り扱いもしやすくしてあり普段使いを考慮されていることもすばらしい点だと思います。お風呂(湯)、太陽熱、こたつなど熱エネルギーを普段の生活から取り入れることで何回でも蓄熱できる仕組みはすばらしい発想だと思います。実際に温度を測定し実用性のあるアイデアだと思います。