市村アイデア賞

科学技術館 館長賞

らくらく手袋キュッポンくん

受賞者 山下 慎之祐
学校・クラブ 愛知県 豊田少年少女発明クラブ 小学6年

図

【このアイデアを思いついたヒント】

コロナの影響でゴム手袋をつけることが増えました。でも、ゴム手袋はすべりにくく手に付けるのが大変です。「手に付ける時だけゴム手袋が大きくなれば良いのに」と思っていました。
ゴム手袋の中に空気を入れればゴム手袋はふくらみますが、ゴム手袋の外側の空気を抜いても同じようにふくらむのではないかと考えこのアイデアを思い付きました。

【上の図の説明】

筒に手袋をセットする
(部分的に筒が細くなっているのでセットしやすい)
ポンプを押して筒の中の空気を
(手袋がふくらむ)
手を入れる
(手袋がふくらんでいるので入れやすい)
手を下に押しこむ
(手袋が外れる。筒の中に空気が入ってきて手袋が手に密着する。)

【審査委員評】

100年に一度と言われる未曽有の災禍、新型コロナウイルスですが、まだまだ予断を許さない状況です。手袋の小まめな装着は、医療現場は勿論いろいろな現場でなされています。ゴムの手袋は、くっついてしまい、5本の指を奥まで装着する事がかなり面倒です。山下さんのこのアイデアは、そんな現場にとって朗報となるものです。装着のし易さは勿論、手袋の穴も予め分かる効果(穴があると膨らまない)も期待できると思います。“使ってみたい”と思える素晴らしいアイデアです。受賞本当におめでとうございます。