市村アイデア賞

市村アイデア記念賞2

ケンカにならないケーキカッター

受賞者 水口 優莉子
学校・クラブ 愛知県 豊田少年少女発明クラブ 小学3年

図

【このアイデアを思いついたヒント】

ホールケーキをうまく同じ大きさに切れないので、妹と仲良く食べたいのに、ケーキの大きさでケンカになってしまいます。特に、奇数の数に切る場合、同じ大きさに切ることがむずかしいです。
切ったケーキを皿にうつす時、横にたおれデコレーションがくずれてしまいます。
これらを解決するケーキカッターを作ろうと思いました。
この道具を作るために、バネののびちぢみする力と、円や二等辺三角形のとくちょうを応用しようと思いました。

【上の図の説明】

「PUSH」をおしながら、ケーキカッターを開き、切りたい数の目盛りまでバネをのばす。
「PUSH」をはなすと、リールクリップのひもの長さが固定される。
ケーキカッターの号数の目盛りをケーキの円のはしに合わせ、ケーキを切る。
「PUSH」をおして、バネとリールがもどる力を使い、ケーキをはさみ、保持しながら、ケーキを皿にうつす。皿にうつした後、バネをのばしカッターを開き、ケーキをはなす。

【審査委員評】

これから美味しいものを食べるという時にケンカなんて嫌ですよね。妹さんとなかよく分け合いたいという気持ち、とても判ります。『ケーキを皿に美しくお皿に移すには?』これも永遠の課題!!この二つの大問題を一挙に解決する画期的なアイテムですね。号数メモリや等分メモリには正確さへのこだわりが見えました。これは分け合う上でみんながちゃんと納得できる仕組みであり、ケンカを防ぐという意味でもとても素晴らしいこだわりだと思います。これからも優しい気持ちとこだわりでアイデアづくりを楽しんでください。