新技術開発助成

第117回新技術開発-02

独自の革新的レーザスキャン技術を用いた超広視野眼底カメラの開発

技 術 開 発
契 約 者
株式会社 エスフィーダ
代表取締役 富岡 研
所 在 地
神奈川県藤沢市
技   術
所 有 者
岩根 透
技   術
開 発 者
上記技術開発契約者に同じ

技術開発内容

 目は世界と自分を繋ぐ最大の窓であり、人は情報の8割を目から得ていると言われるほど、視覚は重要である。それにも関わらず世界中では失明者が急増中で、2050年には1億1千万人(100人に1人)が失明すると言われている。眼底疾患を診断する装置として眼底カメラがあるが、眼底疾患は眼底周辺部から発症することが多いにも関わらず、現在普及している眼底カメラは眼底の中心部わずか15%しか撮影出来ない為、診断漏れに繋がっているケースもある。一方、眼底の80%を撮影できる広視野眼底カメラも開発されてはいるが、装置が大型で価格も従来装置の4倍程度であることがネックになって医療機関への導入が進んでいない。このような背景のもと、従来機器と同等の価格帯(約300万円)で少なくとも眼底の80%をカバーできる超広視野眼底カメラの開発が強く望まれている。
 本技術開発では、独自のレーザー走査技術を用いて、眼底の80%をわずか0.8秒で撮影できる小型の超広視野眼底カメラを開発する。この装置は、従来機器と同程度のサイズ、価格であることに加え、最小瞳孔経 Φ1.5mmでも撮影可能(従来機器はΦ4.0mm)である。撮影時に散瞳剤が不要で、高齢者や子供の小さい瞳孔でも撮影しやすく、患者にやさしい特徴を有する装置である。
 眼底の疾患は、糖尿病網膜症や網膜剥離など症状が進んでしまってから治療することは難しく、初期の症状をいかに早く確実に見つけるかが重要となる。広い視野を撮影できる安価で小型の眼底カメラを広く普及させることで診断漏れを防ぎ、失明のない世界の実現へと繋げる。

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