新技術開発助成

第117回新技術開発-15

元素濃度モニターの分析性能向上と自動化

技 術 開 発
契 約 者
株式会社 マイクロエミッション
代表取締役 山本 保
所 在 地
石川県能美市
技   術
所 有 者
株式会社 マイクロエミッション
技   術
開 発 者
上記技術開発契約者に同じ

技術開発内容

 メッキ工場の工業用試薬の品質管理、排水の成分管理、飲用水のミネラル濃度管理など、多くの作業現場で元素分析が必要とされている。しかし、一般的な元素分析装置である原子吸光やICP発光分光装置などは、高圧ガスや排気設備が必要なため、専用の分析室などに設置されることが多く、結果が得られるまでに時間がかかる。
 本技術の原理は、液体サンプルを中央に狭小部がある容器に入れ、電圧印加により発生したプラズマ発光を分光分析することにより元素濃度分析を行う手法である(図1,2参照)。本装置は高圧ガスや冷却水、排気設備などは全て不要で、設置場所の制約が少なくランニングコストも優れている。さらに、本技術開発では、分析精度の向上を図るとともに、検体の前処理や濃度校正を自動化することにより、専門のオペレータでなくても操作可能な液体電極プラザマ元素分析システムを構築する。
 元素分析を社内の分析室に依頼している場合でも、当日中に結果を得るための難易度は高く、外部委託だと結果が得られるまでに数日を要する。そのため、分析の意味づけが、念のための事後確認となっているが、作業現場での即時分析ができれば、データに基づく操業管理を実現できる。他の製造業DXとの組み合わせることで、操業時間の短縮、原料削減、廃棄物削減にもつながり得るし、安全確認や法理準拠にも貢献する。将来的には、生産設備に組み込み、常時モニタリングが可能な装置への進化が期待される。

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