新技術開発助成

助成テーマ完了認定企業紹介 083

第112回 令和5年度 第2次

完了認定 令和7年4月
代表取締役・小須田 司
代表取締役
小須田 司
企業名 カナルウォーター株式会社
会社概要 資本金 :9,500,000円
従業員 :1名
事業内容 健康機器及び関連ソフトウェアシステムの企画、開発、設計、製造、販売
助成テーマ名 面状ヒーターを内蔵した樹脂パネル材の開発

開発技術の概要

近年、夏場の気温上昇に伴い、熱中症による事故は年々増加傾向にあります。特に屋外や高温環境下での作業現場では、熱中症のリスク管理が大きな課題となっています。
そこで私たちは、現場で働く方々の安全を守るために、「ヘルメット装着型発汗計測機器」と「クラウド型熱中症リスク管理Webシステム」を開発しました。

開発成果
 1. 発汗を検知して警告するヘルメット装着型デバイス
ヘルメットに取り付けたセンサーで頭部の発汗量を測定し、大量の発汗を検知するとブザーやランプで作業者に警告を発します。これにより、給水や休憩のタイミングを逃さず、熱中症リスクを未然に防ぎます。外付けバッテリーを採用することなどで、重量200gという軽量化を実現しました。
 2. 冷却効果で「涼しさ」をプラス
発汗計測機器には送風機能を搭載。さらに、給水型ポリマー樹脂を使用した首元のネッククーラーと組み合わせることで、作業者に「涼しさ」を提供し、快適に作業できる環境をサポートします。
 3. クラウドで一元管理できる熱中症リスク管理システム
発汗量、心拍数、動作強度などをクラウド上で一元管理。管理者は遠隔地からでも作業者の状態を確認でき、熱中症リスクの高まりを早めに把握できます。また、給水や休憩のアドバイスを自動で提示し、現場の安全管理を力強くサポートします。

これからの計画

夏の暑熱現場で実際に活用して頂き、熱中症対策に役立てて頂く。
発汗量のみならず、塩分濃度及び喪失塩分量も計測できる機能を付加し、補給すべき水分量に加え、補給すべき塩分量も提示できるようにすることで、万全の熱中症対策を行って頂けるよう開発を進化させて行く。

企業からのお願い

夏の熱中症対策でお困りの「建設業、製造業、運送・倉庫業、警備業」等の皆様に、是非ご活用頂き、熱中症予防に役立てて頂きたいと思っております。
財団のご支援のおかげで、他社にはない熱中症対策機器及びシステムが開発できましたので、HP等から是非お問合せ頂ければありがたく思っております。どうぞよろしくお願い致します。

問い合わせ先 E-Mail:Kosuda03@gmail.com
TEL:0266-73-1364
FAX:同上
URL: https://www.canalwater.biz/