近年、夏場の気温上昇に伴い、熱中症による事故は年々増加傾向にあります。特に屋外や高温環境下での作業現場では、熱中症のリスク管理が大きな課題となっています。
そこで私たちは、現場で働く方々の安全を守るために、「ヘルメット装着型発汗計測機器」と「クラウド型熱中症リスク管理Webシステム」を開発しました。
開発成果
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発汗を検知して警告するヘルメット装着型デバイス
ヘルメットに取り付けたセンサーで頭部の発汗量を測定し、大量の発汗を検知するとブザーやランプで作業者に警告を発します。これにより、給水や休憩のタイミングを逃さず、熱中症リスクを未然に防ぎます。外付けバッテリーを採用することなどで、重量200gという軽量化を実現しました。
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冷却効果で「涼しさ」をプラス
発汗計測機器には送風機能を搭載。さらに、給水型ポリマー樹脂を使用した首元のネッククーラーと組み合わせることで、作業者に「涼しさ」を提供し、快適に作業できる環境をサポートします。
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クラウドで一元管理できる熱中症リスク管理システム
発汗量、心拍数、動作強度などをクラウド上で一元管理。管理者は遠隔地からでも作業者の状態を確認でき、熱中症リスクの高まりを早めに把握できます。また、給水や休憩のアドバイスを自動で提示し、現場の安全管理を力強くサポートします。
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