新技術開発助成

助成テーマ完了認定企業紹介 093

第114回 令和6年度 第2次

完了認定 令和8年7月
北川 全
代表取締役社長
北川 全
企業名 メルフロンティア株式会社
会社概要 設立:2017年 7月
資本金:204,770,750円
従業員:7名
事業内容 マグネシウム合金を用いた体内で溶解・吸収される機能をもつ治療器具の開発・製造・販売
助成テーマ名 マグネシウム合金製の生体吸収性骨固定スクリュー専用手術器具の開発

開発技術の概要

メルフロンティアは、マグネシウム合金を用いた生体吸収性治療器具の開発・製造・販売企業です。

【背景】
骨折治療に用いるスクリューには、生体適合性の高さからチタン合金製のモノが主に用いられています。広く使われているからと言って問題がないわけではなく、スクリューの緩みや、炎症反応、骨に癒合した場合は抜釘の手術が大掛かりになるなど、様々な面で課題が生じています。また、生体吸収性材料であるPLLA(ポリ乳酸)を素材とする骨固定材料も存在しますが、強度面での不安や分解に伴う炎症反応を示すことに課題があり、広く使われてはいません。

【新技術】
このような背景から、メルフロンティアは強度と生体吸収性の両立が可能なマグネシウム合金に着目し開発を進めました。
マグネシウムは、金属であるにもかかわらず、水と反応して溶解されるという特性を持つため、骨折治療や外科的手術などに用いることで、「体内から消えてなくなる治療器具」として、様々な治療用途に使用が可能となります。
また、マグネシウム合金は金属であるため十分な強度を持ち、次世代の生体吸収性材料としての期待が日に日に高まっております。
これらの利点をもつマグネシウム合金は、多くの治療器具に置き換え可能であり、その中でも身体的リスクの少ない骨固定スクリューの開発から始めました。
開発したマグネシウム合金製の生体吸収性骨固定スクリューは、販売名「マグジール」と「マグジール専用手術器具」として、2026年5月に国内で初となる金属製生体吸収性医療機器として承認取得。7月に薬価収載済みであり、上市に至りました。
本研究では、この新しいスクリューに適した手術器具の条件を模索し、マグジール専用の手術器具として最適化を図ることができました。

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これからの計画

・現在、取扱い卸売業者、病院を着実に増加させており、販売拡大に向けた取り組みを実施しています。
・今後スクリューにおいては、大きい部位でも使用可能とすべく、ラインナップの拡充を目的とした開発を継続いたします。
・その他の器具においてはピン、ステープル、プレートなど、マグネシウム合金を使った他の用途での治療器具開発を進めます。

企業からのお願い

メルフロンティアは、マグネシウム合金を主軸とした、医療機器メーカーです。
治療に使用した器具が、生体吸収されることで体内から消えてなくなるため、一時的には器具を体内に埋植していても、最終的には自身の身体での生活が可能になるため、患者様のQOLの向上が期待できます。
「マグジール」をはじめ、弊社の開発品に関心をお持ちのメーカー、卸業者、医療機関関係者の皆様からのお声かけをお待ちしております。

問合せ先 E-Mail:hp@mel-frontier.jp
TEL:090-8051-9393
FAX:-
URL:mel-frontier.jp