新技術開発助成

助成テーマ完了認定企業紹介 095

第113回 令和6年度 第1次

完了認定 令和8年7月
宮脇 一嘉
代表取締役
宮脇 一嘉
企業名 フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社
会社概要 設立:2020年3月
資本金:349,556,075円
従業員:6名
事業内容 在宅専用血液透析装置の開発
助成テーマ名 水の使用を大幅に低減する在宅専用血液透析装置の開発

開発技術の概要

在宅血液透析は頻回透析が可能なことから患者のQOL向上や生命予後の改善が期待できますが、国内の血液透析患者34万人のうち、在宅で導入しているのは約800人に留まっています。
既存の血液透析治療は1回の治療に数百リットルの水道水を必要とし、巨大なRO装置の設置や専用の給排水配管工事が必要となるため、導入のハードルが非常に高いことが課題でした。操作やメンテナンスが煩雑であることも普及の妨げとなっており、簡便で安全に運用できる在宅専用の血液透析システムが求められていました。
本技術により、水道水の給水を不要にでき、小型、軽量な血液透析を実現します。治療に使用した透析液を各種フィルタで浄化し、装置内で再度治療に循環させるシステムです。使用済み透析液を浄化する吸着除去フィルタにより、カリウムイオンや尿素、尿酸等の不要な物質を選択的に除去し、透析液をシステム内で循環することで、水道水や給排水配管を不要にします。
また、各種センサを用いて透析液や患者の状態をリアルタイムでモニタリングする機能を備え、在宅での安全性を確保しています。
装置本体は在宅環境に調和するコンセプトのデザインとし、使用時の簡便性を確保するために、液回路やポンプ、センサ類の最適な部品配置やアーキテクチャ設計としています。
本システムの普及により、就労年齢層の透析患者の就業促進やQOLの大幅な向上が期待できるほか、水や医療インフラが脆弱な国や地域への展開も可能となります。

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これからの計画

各国の規制要件に対応できるQMS下での設計要件定義とドキュメント整備を進めています。来年には量産同等の試作機を完成させ、日・米・欧にて承認取得に向けた試験を開始予定です。
また、消耗品の効率化および小型化を進め、量産時の製造コストやロジスティックコストの低減を目指します。

企業からのお願い

「世界中の透析患者のQOL向上と社会復帰」というビジョンの実現、そして日・米・欧へのグローバル展開に向けて、当社では以下のパートナーを広く募集しております。
技術・量産化パートナー:消耗品の小型化やコスト低減に向けた高度な成形技術・量産化技術をお持ちの企業様。
資金調達・事業提携:今後の国内外での治験および事業拡大に向けた資金調達や資本業務提携にご関心のある事業会社様・投資家様。
専門人材:グローバルな医療機器開発、QMS対応、各国の薬事規制対応において知見をお持ちのプロフェッショナル人材。
当社の挑戦に共感いただける方々からのご連絡をお待ちしております。

問合せ先 E-Mail:info@physiologas.com
TEL:042-711-9320
FAX:無し
URL:https://physiologas.co.jp