| 自ら識者にアポを取り、取材もする… 全員が3年間取り組む伝統のf-MAP |
この生活教育のシンボルと言えるのがf-MAP。「fはforecast、future、frontier…、MAPはMy Action Plan。全生徒が自由に一つのテーマを決め、中学生活3年間を通じとことん疑問を追究し、理解促進、課題解決を図ります。30年以上も続いている当校の伝統で、2年前に就任した私は生徒が実に前向きに取り組む姿の素晴らしさに驚いたものです」と矢ア校長が説明してくれた、総合的学習の時間で取り組む個人追究活動です。文献やインターネットはもちろん現場見学や外部の関係者に話を聞いて調査を推進。6月と10月の発表会では3年生が1年生を指導したり、ノウハウを教え合ったりします。「その中で、生徒同士でお互いの素直なリスペクトが育まれています」(矢ア校長)。
そして3年生の4月の修学旅行では、4日間のうち2日間がf-MAPにあてられ、共通するテーマを持った生徒で組んだ班ごとに、自ら事前にアポを取った大学等研究機関、役所、企業、国会議員、博物館、商業関連諸施設等々で専門家や識者を取材、最終発表に向けてまとめていきます。
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テーマはウイルス。修学旅行で大阪大学の教授に、映像も見ながら取材し免疫の理解を深めました(3年生)。
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動物の殺処分防止を目的に近くの愛護センターの所 長に話を聞き、命の大切さを再認識しました(2年生)。
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生活弱者の原因と解決策の一環で、コープ愛知の配送センターで買物難民問題を取材しました(1年生)。
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こうした生徒たちのテーマは「言葉」「日本の裁判」「スポーツ医学」「香料の魅力と可能性」「教育の道筋」「音楽の力」「海上保安官」等々と多岐にわたります。
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| 8〜9割が自主参加 生徒の自信につながる市村アイデア賞 |
岡崎中が市村アイデア賞に応募を始めたのは7年前、夏休みの課題の一つとして生徒が自主参加しています。「この賞の意義は、身近なところにテーマを持った自発的な発想、問題解決へのプロセス、そして人に説明できる記述に評価のポイントが置かれている点にあります。それはf-MAPと共通する面であり、またアイデア創出が苦手という生徒には、とにかく自由に発想すること。ゼロからでなくても、例えば消しゴム付鉛筆のように、今あるものを組み合わせる、あるいはちょっと工夫を加えてみる。実現は不可能かなと思っても構わないとアドバイスするうち、4年前頃から8選んで取り組んでいます」(理科主任の土居哲也先生)。
9月の理科の最初の授業は全クラスとも応募アイデアのプレゼンテーション。生徒同士が質疑応答し先生が1件ずつにコメントします。土居先生は「中には自分のアイデアについて長々と熱弁を振るう子もいます。が、こうした発表する機会を得ることが生徒の自信につながり、私たち教師にとっても教育に有効に利用できます」と言い、「市村アイデア賞はいつまでも継続していただきたい」と語っていました。
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