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植物研究園

植物研究園のご紹介

植物研究園の概要
地形 標高277〜310m
南南東向きの緩斜面に沿った沢を自然のままの姿で活かしています。
庭園の広さ 12,270m2
拡大図がご覧いただけます。
 この植物研究園は、熱海市の山麓の谷間に人工的に作られた庭園をベースにしていますが、園内には渓流が流れ数多くの樹木や草花、蘚苔類等が植物系生態系を構成しています。
 また、眼下に相模湾・初島さらに遠くは伊豆大島を望み、周囲を山や木々に囲まれ、静けさの中に小鳥の声が聞こえる恵まれた環境です。
この庭園は樹木やせせらぎを自然のままで活かし、池や庭石などを巧みに配した見事なもので、それらが70年余を経て日本庭園としての風格を保っています。
 周辺が開発されてきており、園内を流れる渓流にも徐々にではありますが、水質の汚濁が進行しています。
 しかし関東平野の西南に位置していることから酸性雨や大気汚染等の影響も懸念されますが、このような環境を積極的に利用して、植物研究園内での樹木や草木などを含めた生態系機能の解明や診断などの研究を行い計測技術の向上などに利用されています。

一般公開
 植物研究園の庭園を鑑賞いただくことと、当財団の植物研究助成をはじめとした助成、顕彰などの活動をご理解いただくために、春の花の時期(4月)と秋の紅葉の時期(11月)の年二回、植物研究園を一般に公開いたします。春の公開は、文部科学省の科学技術週間の関連行事として実施いたします。公開日程などの詳細は「植物研究園一般公開のご案内」をご覧ください。
植物研究園一般公開のご案内

 
【テストフィールド】
  植物研究園より、北北西へ約200m。
急な坂を徒歩10分くらい。平坦地で、958m2
研究地として約400種の樹木が植樹され、観察されています。
 
【石碑】
  市村清直筆の碑が庭園の中ほどにあり、それには清恵荘の由来が彫られています。
石碑

 
【わさび田】
  澄みきった沢の自然水を利用してわさびが育てられています。
わさび田

 
【樹木・草花】
  110余種の樹木と200余種の草花が、四季折々に目を楽しませてくれます。
樹木・草花

 
【池・鯉】
  大小7つの池があり、大きな鯉がゆうゆうと泳いでいます。
池・鯉