平成20年度事業計画 |
平成20年4月1日〜平成21年3月31日 |
I 事業計画 |
社会の繁栄の基礎は、科学技術の進歩と産業経済の発展にあるとの考えに基づき、わが国の優れた独創的な研究開発を推進し、科学技術の発展と社会福祉に貢献したいという市村氏の想いを実現するため、平成20年度も関係各方面の方々のご支援・ご協力をいただき以下の事業活動を推進します。
|
1 新技術開発助成 |
科学技術に関する独創的な技術を実用化するために技術開発の努力をしている中小企業へ助成します。
平成19年度は申請件数が69件、助成件数19件でした。
平成20年度はこの事業を更に充実させるべく改善に努め、助成金120,000千円と調査・審査費を含め、新技術開発助成費として136,000千円を計上します。
|
2 新技術顕彰 |
産業、学術両分野の進展に多大の貢献をされた国産技術を表彰します。
 |
 |
市村産業賞 |
|
|
|
|
|
|
|
|
本賞 |
 |
1件 |
 |
賞金( |
10,000千円) |
 |
記念牌 |
|
功績賞 |
|
2件 |
|
賞金( |
3,000千円) |
|
記念牌 |
|
貢献賞 |
|
5件 |
|
賞金( |
1,000千円) |
|
記念牌 |
 |
|
市村学術賞 |
|
|
|
|
|
|
|
|
功績賞 |
|
2件 |
|
賞金( |
3,000千円) |
|
記念牌 |
|
貢献賞 |
|
5件 |
|
賞金( |
1,000千円) |
|
記念牌 |
平成20年度は産業賞、学術賞をあわせて賞金32,000千円と調査・審査・表彰式費用を含め、新技術顕彰費として57,000千円を計上します。 |
3 国際技術交流 |
市村学術賞受賞者が受賞研究に関連する国際会議、国際研究集会に出席する場合に渡航費を助成します。そのための費用として、7,000千円を計上します。 |
4 市村アイデア育成 |
次代をになう小・中学生を対象として、科学への追求、創造への意欲を高めるよう育成するもので、小・中学生のアイデアの芽生えを奨励するため、独創的なアイデアを募集し、その優れたものを表彰します。
そのための費用として17,000千円を計上します。
|
5 キッズ・フロンティア・ワークショップ
|
小・中学生を対象に科学技術に関する講話や実験・製作などをとおして、科学の原理を楽しみながら理解し、さらに科学技術への興味、意欲を高めてもらうことを狙いとするワークショップを実施します。
毎年、東京と地方で実施しており、特に地方では例年好評を得ています。
平成20年度は更に内容の充実を図り、東京で半日コースを1回、一日コースを1回(2日間)、地方で一日コースを1回(2日間)の計3回実施する費用として16,000千円を計上します。
|
6 植物研究助成 |
植物の生育環境および計測技術に関する研究の場として植物研究園を提供するとともに研究費を助成します。
平成20年度はこの事業のため、助成金22,000千円と調査・審査費を含め、植物研究助成費として、25,000千円を計上します。
|
7 植物研究園維持 |
植物研究園の維持のため、14,500千円を計上します。 |
8 事業広報 |
財団の事業内容を広く知っていただくための主な広報活動として、ホームページの運用と年報の発行を行っております。
平成20年度はこの費用として、10,000千円を計上します。
1)ホームページの改善維持
財団設立30周年を記念して平成11年度にホームページを開設して以来、インターネットの普及により応募等に対する問合せや資料請求、申請書のダウンロードのアクセス件数が年々増加してきており、現在では通信手段としての役割はもちろん、財団活動の情報提供に不可欠なものとなっております。
平成20年度はホームページの維持費用に加えて財団の各種募集活動が更に多くの方の目に触れるような環境を作り出す改善費用として、6,000千円を計上します。
2)年報発行
財団広報の一環として、本年6月に発行する「平成19年度年報」の発刊費用等として4,000千円を計上します。
3)事業化の援助活動
財団は日本ベンチャーキャピタル、九州ベンチャーパートナーズ、中小企業金融公庫等4団体の協力を得て投融資・債務保証体制を構築し、新技術開発助成先が開発した新技術の事業化を計る段階で、資金面の斡旋を行っております。
また、完了を認定した企業からビジネスパートナー探しについて希望がある時は財団のホームページに「完了認定企業」「企業からのお願い」として紹介する頁を設けて協力します。
|